「みんなと仲良く」する方法はない。

えりぃと申します。

本日もゆとりがなくても子育てを楽しむ方法をお伝えしていきますね。

今年度がもうすぐ終わります。

卒業式が行われていたり、

入学式の準備が始まっていたり、

出会いと別れの季節ですね。

♪一年生になったら~

そんな歌が聞こえてきそうですね。

とてもわくわくした気持ちを歌った歌ですが・・・・

「友達100人出来るかな?」

このフレーズにドキッとしますね。

あるとき子供が

僕は友達100人も出来なかった。

ダメだなぁ・・・

と、言い出しました。

よくよく聞いてみると、

この歌のように、小学生になったらお友達が100人出来ると思っていたけど、

出来なかった。

お友達が出来なかった自分は「ダメ」だと、

みんなと仲良しだと思うけど・・・・

と言っていました。

わたしは子どもに

「6年生までに出来たらすごいんじゃないかなぁ。

今、クラスの子はお友達?でしょう?」

と言ったら、

「うん、友達。みんな仲良しだよ!

あ、でもケンカをしたりもするし、

嫌だなって思うこともある・・・・

悲しいことも言われるし・・・・」

と落ち込んだ様子になりました。

子供は「みんな友達」=「みんな仲良し」でなくてはいけない、と考えたのです。

しかし、「みんなと仲良く」する方法はありません。

たとえば、子供も大人も、1年ほど付き合いがあれば

なんとなく、「合う合わない」がわかってきますよね。

1年間でママ友と呼べる人も出来てきたでしょうか?

その人たちとも「合う合わない」が、やはりわかってきたでしょう。

色々な経験を積んできた大人でも無理なんです。

ましてや、まだまだ産まれて数年、

集団生活を始めて5年もないような子には無理な話です。

それでも、世間的には「みんなと仲良く」が美徳とされ、

それが素晴らしいこと、当たり前のこと、いいことのように言われ、

育児書と言われるようなものにも

「お友達と仲良く遊べることがいい」かのように書かれているものもあります。

しかし、生きていて、それは無理であると

肌で実感していませんか?

ママ友なんて適度な距離での付き合いがストレスがないですし、

ママ友との距離の取り方

学校でも社会でも親戚でも

気が合わなくて、距離のある人もいるはずです。

しかし、子供は素直ですし、純粋です。

そう言われていたら

そうでないといけない、と理解しますし、

そうなれない自分を責めます。

大人であるわたしたちでさえ出来ないことを

子供に求めることはもう止めにしましょう。

お友達=仲良しである必要もないし、

そもそもみんな仲良くする方法なんてないんです。

それでも、お互いが気持ちよく過ごせる

適度な距離があります。

それをお友達との関わりの中で

学んでいけたらいいのではないでしょうか。

子供に

「お友達みんなと仲良くする必要はないよ、

みんなが気持ちよく過ごせる関係だといいね。

そのみんな、の中には自分がいることも忘れないでね」

と伝えました。

そう、みんなと仲良くする方法はないけれど、

みんなが気持ちよく過ごせるようにしていけばいい、

つまり、自分が気持ちよく過ごせるようにしていくことが

自分を大切にすることが

みんなとの関係を「気持ちよく」してくれるのです。

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