えりぃと申します。
本日もゆとりがなくても子育てを楽しむ方法をお伝えしていきますね。
冬のイベントに気をとられていたら、
ずいぶんと日が短くなっていました。
子供の習い事が終わって外に出た16時半。
もうすでに暗くなっててびっくりしました。
時の流れはほんとうに早いですよね。
「冬」というもの、そして流れる季節を実感できました。
わたしが子育てをする中で大切にしているものがいくつかあるのですが
その中の「季節」そして「伝統」についてお伝えしますね。
わたしが今子育てをしているのは「日本」です。
そして、わたし自身、生まれも育ちも日本の生粋の日本人です。
日本には四季があります。
その時期にしか感じることのできない温度や景色、音や味やにおいがあります。
そして、それらはめぐる、ということ。
「去年の冬は雪がすごかったね」
「来年の暑くなってくる頃にはもう少し泳げるようになっているかな?」
こんなお話ができるのも四季があるからこそ。
そして、この四季を大切に感じて行ってもらいたいと願っています。
それと同様に「伝統」もできる限り伝えていきたいです。
四季折々の行事もたくさんあります。
ただ楽しむだけでなく、
意味やなぜこういう行事があるのかを理解して行きながら
行事に参加して行くことで
さらに地域や日本を好きになっていってくれると思います。
そうすると、もっと外にも目が向いていきます。
視野が広がるのです。
これは家族と社会の関係とも似ています。
家族が、一番小さな単位の社会が好きであれば、
外の社会にも目を向けていくことができます。
前置きが長くなりましたが
近々ある行事として「冬至」があります。
我が家では毎年かぼちゃの煮物を食べ、
ゆず湯に入ります。
スーパーなどでも「冬至」と書かれた張り紙を見ますが
どうしてもクリスマスやお正月のインパクトに負けてしまうのか
さらりとしているように感じます。
子どもたちには小さい時から説明はきちんとしています。
小学生、幼稚園児、未就園児といますが、
それぞれの年齢での理解度もありますので
言葉を簡単にしたり、
興味を持って聞いてきてくれることには答えますし、
知らないこと、わからないことは
一緒に調べます。
冬至とは、一年で一番日が短い日のことです。
難しく言うと北半球において太陽の位置が1年で一番低くなる日。
つまり日照時間が一番短くなります。
たとえこの後、もっとぐっと冷え込んできても
日の長さはこの日から夏至まで長くなっていきます。
この話をしたときに、去年の長男は年長でしたが
目を丸くして、お日様が出てないから寒いんじゃないんだ・・・??
と不思議そうにしていました。
冬至には「ん」のつくものを食べると運が呼び込める、
縁起をかつぐのです。
もちろん、縁起担ぎだけではなく、
栄養をつけて寒さの厳しい冬を乗り越えるための
先人の知恵です。
そして冬至に食べるかぼちゃ。
「ん」は、つきません。
なぜ???と思いますよね。
実はかぼちゃは漢字で書くと「南瓜(なんきん)」
「ん」のつく食べ物なのです。
さらにかぼちゃは栄養も豊富で
風邪の予防にもなりますし
旬は夏ですが長期保存もできるので
冬に栄養が付けられる、という
これまた先人の知恵です。
「かぼちゃは栄養があって体にいいから食べるんだよ」
と言うと、スーパーで旬である夏にかぼちゃを見つけて
「栄養あるから食べよう!!」と子どもたちはかごに持ってきます。
話しを理解してくれているんだな、と実感できました。
冬至の一日の〆には「ゆず湯」です。
ゆず湯は
ゆず=融通がきく、
冬至=湯治
などの語呂合わせから入るもの、
と思われていたりしますが、
本来は身を清めて運を呼び込むため。
厄払いの禊だった、と考えられています。
香りも強いですし、邪気払いの意味合いがあるのです。
端午の節句のしょうぶ湯と同じです。
「この香りで悪いものを払うんだよ」と話していますが
毎年ゆずに興奮していて、「へぇ~」と生返事です^^;
今年はどういう反応をしていくのか、
また楽しみです。
ちなみに我が家ではゆずの香りが感じられないね、と
毎年増やしていって
結果3個を丸ごと入れる、で落ち着きました。
お掃除も楽ですし、香りも十分楽しめます。
冬至は一年で一番日が短い日です。
と言うことは、次の日からはどんどん日が長くなっていきます。
この日を境に再び力がよみがえってくる、ということから
冬至を境に運が上向きになる、
という縁起のいい日とされています。
縁起のいい日に、
縁起のいいものを食べて、
悪いものを祓って、
どんどん運を上げていきましょう^^
新年がより明るく、前向きに感じられますよ